主催事業

第18回修学旅行ホームページコンクール受賞校

【2018(平成30)年度】

※第13回より【文部科学大臣奨励賞】 が 【文部科学大臣賞】 になりました。

文部科学大臣賞(大賞)

東洋大学附属姫路高等学校(兵庫県)

< 講 評 >
震災学習の一環としての旅行内容がうかがえる。震災について学ぶ修学旅行を実施しているという事で、学びの深い修学旅行になっており修学旅行の内容面で高く評価できるものであった。事前学習や事後学習を通しての学びがうかがえる。 修学旅行の全体像を初期画面で示すなど工夫されている。また、項目別のバナーが貼り付けてあり操作性が優れている。目的も「防災」というテーマを掲げ今日的な課題にせまっている。掲載している分量にもボリュームがある。

南三陸町の震災被災地の訪問と、平泉、小岩井農場、黒石など。被災地訪問の内容がしっかりしている。関連した事前事後学習も内容が濃い。HPのデザインは中学と同様、完成度の高い様に思えた。震災学習という学びの要素が強い旅行であることも評価できる。 中・高の6年間で連続性があり、中学での旅行経験が高校の学習活動に影響を与えている。高校の修学旅行は確実に中学からグレードアップしていた。

高等学校部門優秀賞

兵庫県立小野高等学校(兵庫県)

< 講 評 >
 HPの構成、修学旅行の内容(事前事後学習も含む)どちらも評価できるものであった。生徒の感想文も掲載されており、この修学旅行を通して様々なことを学べたことが伝わってきた。修学旅行のコンセプトを明確させ、取り組むべき内容を焦点化している。また、修学旅行の具体的な取組みを示すバナーがあり操作しやすい。エイサーがハイライトであり、まとまりが良いが、テーマ的には毎年の変化は少ないようにも見える。事前学習・事後学習・取組の実際・総括など充実した内容。テーマ・事前事後学習もしっかりしている。

 旅の記録をほぼ完璧に収めたHPと言える。情報量、操作性とも非常に優れている。圧倒的な情報量の多さに圧倒されるところがある。今年も小野高校の作品は凄いの一言。HPからほとばしる修学旅行への高い参加意識、活動の成果を発信する情熱を感じた。

中学校部門優秀賞

東洋大学附属姫路中学校(兵庫県)

< 講 評 >
 HPがとても見やすくまとめられていると感じた。修学旅行自体も様々な体験活動を取入れていて、日常ではなかなかできない体験ができる修学旅行になっていると感じた。また、生徒たちの感想も載っており、この修学旅行で学んだことが伝わってきて良かった。文集作成以外の事前・事後学習の様子が掲載されているとより良いと感じた。 初期画面が見やすく操作性に長けている。また、「平和」「文化・自然」という明確なテーマが示されていて大変分かりやすい。事前学習・事後学習・当日の取組など、充実した修学旅行だと感じた。

 沖縄本島、石垣島、西表島と駆け足的であるが、事前学習、事後の文集などがきっちりとなされているのが特色である。予告・報告がつながっており、通して読むことができた。内容が分かるタイトル付け、メインの情報から期間中の動静までメリハリのついた構成、次回ニュースの報告予定発信予告まで、良くできた作りに感じた。完成度の高いHPと言える。

小学校部門優秀賞

鹿児島市立錦江台小学校(鹿児島県)

< 講 評 >
 教師の目線だけでなく、子どもたちが書いた文章が載っているなど、子どもの目線で書かれた記事があり、独自性があった。HPも見やすく、デザインや構成も非常に優れている。修学旅行の内容は、地域の歴史と文化を学ぶことが伺えたが、より独創性があると良いように感じた。初期画面で修学旅行の概略を示し全体像がよく分かる。また、児童の活動については詳しく掲載し、分かりやすい。 リアルタイム中継ではブログ形式で活動の様子を掲載し工夫されている。

 訪問先に熊本県の田原坂西南戦争資料館を取り入れるなど独創性がある。事前の学習、事後の新聞作成などもしっかりしている。小学校としてバランスの取れた内容だった。楽しい旅の様子が写真と文章でよく伝わった。総じて好感の持てるHPだった。事前・事後、旅行中の内容報告など、児童たちの学習の成果満載のHP。自主性をもって集めた資料を駆使し、しっかり考えて行動し、見事な新聞を作成して発表した様子がよくわかった。修学旅行リレー作文は秀逸。

入選

堺市立三原台小学校(大阪府)

総合的な学習の時間を修学旅行に関する内容を盛込みながら進めていた。本学校の総合的な学習のコンセプトと修学旅行のテーマが一致しているのかがHP上では見て取る事が出来なかった。国語や図工など様々な教科と関連させて、事前・事後学習を行っていることが印象的だった。沢山の写真が時系列に並んでいる為、保護者にとっては嬉しいと思われる。事前指導で教科横断的な指導を取り入れ、当日使うナップザックを家庭科の時間で作成するなどユニークで感心した。スライドを使って行程のまとめをするなどの工夫も見られる。閲覧する為の操作性を工夫すると更に良いように思われた。「しおり」の作成や「修学旅行新聞」の出版など、事前学習をきっちりしている。事後のまとめもある。盛りだくさんの内容で楽しく閲覧できた。児童が生き生きと活動している様子を沢山見ることができ、児童はインターネット・パソコンを学習にしっかりと利用している事が伺えた。

修学旅行ホームページ >>

潮来市立日の出中学校(茨城県)

HP上にある動画が凝った作りになっていて良かった。修学旅行のテーマや目的も明確に設定されており、学びの深い修学旅行になっていると感じた。ただ、事前学習・事後学習の内容が少なかった為、当日だけでなく事前・事後の学習の様子も掲載されているとなお良かった。校長先生作成の「修学旅行スライド」内にまとめられているのが特徴的であり評価できる。内容がとてもしっかりしており、修学旅行が3年間の学習の積み重ねであることがうかがえる。また、事前事後学習もしっかりしており、特に英語での報告発表がなされている。3日間の修学旅行の様子については、複数の写真とメッセ-ジにより簡潔にまとめ上げ工夫が見られる。旅のテーマを動画を通してうまく伝えていた。具体的な行動内容など、さらに説明を加えてもらえれば良いように思う。修学旅行に関する校長先生の観点を知る事ができた。学校のHPにアップされた原稿は保護者にも大変分かりやすい内容に思えた。

修学旅行ホームページ >>

日立市立駒王中学校(茨城県)

掲載のプレゼン資料から事前事後の取組を伺うことができた。テーマに沿った事前事後学習をしているので、学習の都度掲載があれば良いように思えた。京都B&Sという独自のプログラムを実施していて独創性も感じられた。当日の様子が、どのような学びをしたのかを文章でもう少し書かれていると良いと思われた。「修学旅行3日間のブログ」と「修学旅行に関する取組」を初期画面のバナーを作った点は操作性に優れている。また、ブログによって生徒の取組む様子について写真が豊富に掲載されている。全体計画を示したPDFはしっかりと大変よくまとまっていた。取組のスライドや京都SKYガイドの活用、事前学習がしっかりしている。特に、徳川慶喜や光圀を通じての茨城県と京都市とのつながりの観点がユニーク。HPはシンプルな造りだが、旅のテーマや事前、事後学習の取組を集約するなど、よく考えて構成したものと思えた。見やすく、操作性もよかった。画像や実施したアンケート、フローチャートを効果的に使用した説明の構成が素晴らしく、楽しく読めた。毎日のブログで速報性もカバーしている。

修学旅行ホームページ >>