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Web修学旅行新聞 第2号(平成15年6月発行号)

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<トピックス>
●「平成16年度JR利用修学旅行連合体の現況」から
●News「東海道新幹線品川駅の開業について」
●News「SARS関連情報の入手について」
●修学旅行とインターネットの活用
事例1:盛岡白百合学園高等学校「平和学習(広島)、歴史学習(奈良・京都)」
●学習の素材集
 和歌山県:東牟婁地区の海洋体験と熊野古道の歴史文化体験
 長崎県:ハウステンボスの環境学習

 

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●平成16年度JR利用修学旅行連合体の現況

平成16年度は全国で60のJR利用修学旅行連合体(利用学校数5,181校、人数714,886名)が予定されている。 これは、全国の公立学校設置校数の13.1%、人数では20%にものぼる。
連合体の学校種別においては、中学校が最も多く28連合体で全連合体の46.7%となり、全連合体利用学校数の75.4%、同じく全利用人員の78.4%と圧倒的な比率を占めている。


運行方面は、26連合体2,764校(389,301名)が関西方面、さらに広島・岡山を含めると31連合体2,804校(399,992名)となり、全連合体の51.7%、全連合体利用学校数の54.1%、同じく全利用人員の56.0%と過半数を占めている。また、関西方面への修学旅行は中学校が主体であり、13連合体、学校数2,185校(78%)、人員322,530名(81%)にも及ぶ。方面別では次いで関東方面、九州方面の順となっている。


表1:JR利用修学旅行連合体の運行方面、校種別学校数・人員(単位:校、人)

※運行方面は連合体の運転着駅を参考に方面の仕訳を行った。

 

 

運行方面 校種 高等学校 中学校 小学校 高等学校・中学校 小学校・中学校 合計
学校数 人員 学校数 人員 学校数 人員 学校数 人員 学校数 人員 学校数 人員
東北・北海道 5 1,000                 5 1,000
東北     30 4,347             30 4,347
関東 35 10,537 1,302 169,279 74 4,000         1,411 183,816
信州     59 9,066             59 9,066
北陸     25 4,031             25 4,031
名古屋         28 2,000         28 2,000
鳥羽         161 15,192         161 15,192
関西 83 21,261 2,185 322,530 318 26,153     178 19,357 2,764 389,301
岡山・関西 5 1,264                 5 1,264
関西・広島 10 3,300                 10 3,300
博多・広島、関西 25 8,100                 25 8,100
広島 28 7,612 4 599 26 2,492         58 10,703
広島・岡山 4 1,227                 4 1,227
広島・関西 25 6,127                 25 6,127
広島・山口         212 18,867         212 18,867
山口・九州                 54 5,292 54 5,292
九州     279 45,789     4 464     283 46,253
鹿児島     22 5,000             22 5,000
合計 220 60,428 3,906 560,641 819 68,704 4 464 232 24,649 5,181 714,886

 

→「平成16年度JR利用修学旅行連合体の現況」に関する詳細は、修学旅行ドットコムにて掲載

 

 

 

●News「東海道新幹線品川駅の開業について」

東海道新幹線品川駅開業後も当面は東京駅発着で!!

東海旅客鉄道(株)は、本年10月1日に予定している東海道新幹線品川駅の開業、ならびにこれに合わせた東海道・山陽新幹線のダイヤ改正の概要、さらに新しい料金体系の考え方を発表した。

 

本協会は特に、品川駅の開業にともない修学旅行団体の利便性を考え、東京駅発着の継続等を昨年から要望していたが、品川駅開業後も当面は全ての列車が東京駅始発終着となることに決定した。
品川駅開業に伴う東海道・山陽新幹線の新しいダイヤと料金の考え方(「東海旅客鉄道株式会社・ニュースリリース」から)

 

資料:「ご存じですか 修学旅行連合体を」
修学旅行は旅行方面の広域化とともに、その利用交通機関も多様化してきた。
一昔前は列車利用が主であり、現在は高校のみならず地域によっては中学校においても航空機を利用した修学旅行が行われている。
上記、「平成16年度JR利用修学旅行連合体の現況」に掲げた資料は、平成16年度に予定されているJR利用修学旅行連合体の全国の現況をとりまとめたものである。
国鉄(現JR)時代の修学旅行専用列車(地域によって異なる)が、現在もJR各社に引き継がれ連綿と運行されている。

 

 

●News「SARS関連情報の入手について」

重症急性呼吸器症候群(SARS)及び海外渡航に関連する詳細な情報については、下記のサイトをご参照下さい。
外務省 海外安全ホームページ

渡航情報メールサービスによる、最新の各国状況(毎日更新)についての情報配信が受信できます。
厚生労働省ホームページ(SARS情報)

厚生労働省のホームページでは、SARSに関する情報ページが設けられており、その詳細とWHOをはじめとする関連情報が入手可能です。

 

 

●修学旅行とインターネットの活用(「第2回修学旅行ホームページコンクール」優秀校から)

→事例1:盛岡白百合学園高等学校「平和学習(広島)、歴史学習(奈良・京都)」

 

●実施期間 : 平成14年12月1日(日)〜12月5日(木)
●目的:
 ・日本文化についての見聞を広める。
 ・平和の尊さを知る。
 ・集団生活を通して、学校生活をより豊かにする。
●旅行先 : 広島、京都、奈良

 

【ホームページの主な特色】
豊富な写真画像と日記風の解説を交えた、修学旅行中のリアルタイム配信による現地報告。
旅行中の生徒たちの表情、活動の様子が随時、学校ホームページ上に更新・公開されており、手軽に閲覧できる。
近年、積極的にインターネット・ホームページ上において修学旅行時の現地報告が掲載されるようになっており、事前学習でのネット利用による情報収集、事後学習時のまとめとならび、修学旅行におけるインターネット活用の大きな柱となりつつある。
在校生や保護者にとって、参考資料、連絡ツールとしての役割も担っている。

 

【講評】
ライブレポートがよい。
バーチャルフィールドワークも斬新なアイデア。
順路ごとに見学箇所の写真、解説があり分かりやすい。
京都・奈良の博物館、JRなどのURLとリンクして詳細な情報を入手する方法は、一面安易とも言えるが、生徒たちにとっては便利である。
さらに旅行途中からの現地報告を生かしている点が大変よい。

 

 

●学習の素材集

和歌山県:
「ほんまもん体験」〜その1:東牟婁地区の海洋体験と熊野古道の歴史文化体験
 新宮、那智勝浦を中心とする和歌山県の東牟婁地区は、ホエールウォッチング・漁業体験やダイビングなどのスポーツをはじめとする海洋体験学習が盛んな地域。
熊野古道での自然観察・歴史散策や、古の平安衣装に身を包んでの大門坂ウォークなど独自な体験素材にもチャレンジできる。
「ほんまもん体験」ホームページ(社団法人和歌山県観光連盟)

長崎県:ハウステンボスの環境学習
→ハウステンボスはますます元気に営業中です!(長崎県から全国の皆様へ)

ハウステンボスでは、先端技術を活かしたシステムの活用により24時間体制での環境対策がなされている。修学旅行をはじめとする教育旅行においては、環境学習をテーマにこれら環境施設の見学が可能であり、詳細かつ分かりやすい解説を行っている。
 
・淡水化プラント…
渇水時や多客期に対応し、大村湾の海水を一日に1,000トンの真水に変えることのできるプラント設備。

・下水処理施設…
場内から排出された全ての汚水に高度処理を施し、トイレ洗浄水や樹木の散水用などに再利用されている。

・共同溝…
全長3.2qに及ぶ共同溝に電力、通信、防災、防犯、上中下水、熱供給など全ての機能が集約されており、機能的かつ街の景観を損なわない快適な都市づくりのための模範となるべき設備を備える。

ハウステンボスホームページ
→環境未来都市にせまる
 (ハウステンボス「エコロジー(自然の生態系の保護)とエコノミー(人間の経済活動)の共存」)
→ハウステンボス環境設備見学


 

製作/発行:財団法人全国修学旅行研究協会(Educational Tour Institute)
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