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<トピックス>
●「平成16年度JR利用修学旅行連合体の現況」から
●News「東海道新幹線品川駅の開業について」
●News「SARS関連情報の入手について」
●修学旅行とインターネットの活用
事例1:盛岡白百合学園高等学校「平和学習(広島)、歴史学習(奈良・京都)」
●学習の素材集
和歌山県:東牟婁地区の海洋体験と熊野古道の歴史文化体験
長崎県:ハウステンボスの環境学習
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平成16年度は全国で60のJR利用修学旅行連合体(利用学校数5,181校、人数714,886名)が予定されている。
これは、全国の公立学校設置校数の13.1%、人数では20%にものぼる。
連合体の学校種別においては、中学校が最も多く28連合体で全連合体の46.7%となり、全連合体利用学校数の75.4%、同じく全利用人員の78.4%と圧倒的な比率を占めている。
運行方面は、26連合体2,764校(389,301名)が関西方面、さらに広島・岡山を含めると31連合体2,804校(399,992名)となり、全連合体の51.7%、全連合体利用学校数の54.1%、同じく全利用人員の56.0%と過半数を占めている。また、関西方面への修学旅行は中学校が主体であり、13連合体、学校数2,185校(78%)、人員322,530名(81%)にも及ぶ。方面別では次いで関東方面、九州方面の順となっている。
表1:JR利用修学旅行連合体の運行方面、校種別学校数・人員(単位:校、人)
※運行方面は連合体の運転着駅を参考に方面の仕訳を行った。
運行方面 校種 | 高等学校 | 中学校 | 小学校 | 高等学校・中学校 | 小学校・中学校 | 合計 | ||||||
学校数 | 人員 | 学校数 | 人員 | 学校数 | 人員 | 学校数 | 人員 | 学校数 | 人員 | 学校数 | 人員 | |
東北・北海道 | 5 | 1,000 | 5 | 1,000 | ||||||||
東北 | 30 | 4,347 | 30 | 4,347 | ||||||||
関東 | 35 | 10,537 | 1,302 | 169,279 | 74 | 4,000 | 1,411 | 183,816 | ||||
信州 | 59 | 9,066 | 59 | 9,066 | ||||||||
北陸 | 25 | 4,031 | 25 | 4,031 | ||||||||
名古屋 | 28 | 2,000 | 28 | 2,000 | ||||||||
鳥羽 | 161 | 15,192 | 161 | 15,192 | ||||||||
関西 | 83 | 21,261 | 2,185 | 322,530 | 318 | 26,153 | 178 | 19,357 | 2,764 | 389,301 | ||
岡山・関西 | 5 | 1,264 | 5 | 1,264 | ||||||||
関西・広島 | 10 | 3,300 | 10 | 3,300 | ||||||||
博多・広島、関西 | 25 | 8,100 | 25 | 8,100 | ||||||||
広島 | 28 | 7,612 | 4 | 599 | 26 | 2,492 | 58 | 10,703 | ||||
広島・岡山 | 4 | 1,227 | 4 | 1,227 | ||||||||
広島・関西 | 25 | 6,127 | 25 | 6,127 | ||||||||
広島・山口 | 212 | 18,867 | 212 | 18,867 | ||||||||
山口・九州 | 54 | 5,292 | 54 | 5,292 | ||||||||
九州 | 279 | 45,789 | 4 | 464 | 283 | 46,253 | ||||||
鹿児島 | 22 | 5,000 | 22 | 5,000 | ||||||||
合計 | 220 | 60,428 | 3,906 | 560,641 | 819 | 68,704 | 4 | 464 | 232 | 24,649 | 5,181 | 714,886 |
→「平成16年度JR利用修学旅行連合体の現況」に関する詳細は、修学旅行ドットコムにて掲載
東海道新幹線品川駅開業後も当面は東京駅発着で!!
東海旅客鉄道(株)は、本年10月1日に予定している東海道新幹線品川駅の開業、ならびにこれに合わせた東海道・山陽新幹線のダイヤ改正の概要、さらに新しい料金体系の考え方を発表した。
本協会は特に、品川駅の開業にともない修学旅行団体の利便性を考え、東京駅発着の継続等を昨年から要望していたが、品川駅開業後も当面は全ての列車が東京駅始発終着となることに決定した。
→品川駅開業に伴う東海道・山陽新幹線の新しいダイヤと料金の考え方(「東海旅客鉄道株式会社・ニュースリリース」から)
資料:「ご存じですか 修学旅行連合体を」
修学旅行は旅行方面の広域化とともに、その利用交通機関も多様化してきた。
一昔前は列車利用が主であり、現在は高校のみならず地域によっては中学校においても航空機を利用した修学旅行が行われている。
上記、「平成16年度JR利用修学旅行連合体の現況」に掲げた資料は、平成16年度に予定されているJR利用修学旅行連合体の全国の現況をとりまとめたものである。
国鉄(現JR)時代の修学旅行専用列車(地域によって異なる)が、現在もJR各社に引き継がれ連綿と運行されている。
→事例1:盛岡白百合学園高等学校「平和学習(広島)、歴史学習(奈良・京都)」
●実施期間 : 平成14年12月1日(日)〜12月5日(木)
●目的:
・日本文化についての見聞を広める。
・平和の尊さを知る。
・集団生活を通して、学校生活をより豊かにする。
●旅行先 : 広島、京都、奈良
【ホームページの主な特色】
豊富な写真画像と日記風の解説を交えた、修学旅行中のリアルタイム配信による現地報告。
旅行中の生徒たちの表情、活動の様子が随時、学校ホームページ上に更新・公開されており、手軽に閲覧できる。
近年、積極的にインターネット・ホームページ上において修学旅行時の現地報告が掲載されるようになっており、事前学習でのネット利用による情報収集、事後学習時のまとめとならび、修学旅行におけるインターネット活用の大きな柱となりつつある。
在校生や保護者にとって、参考資料、連絡ツールとしての役割も担っている。
【講評】
ライブレポートがよい。
バーチャルフィールドワークも斬新なアイデア。
順路ごとに見学箇所の写真、解説があり分かりやすい。
京都・奈良の博物館、JRなどのURLとリンクして詳細な情報を入手する方法は、一面安易とも言えるが、生徒たちにとっては便利である。
さらに旅行途中からの現地報告を生かしている点が大変よい。