シンガポール教育旅行情報(5) |
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学校交流の主な項目としては、スポーツや音楽による全体交流、班ごとに分かれてのゲームやディスカッション、現地学生の案内による校内見学、朝礼や卒業式など学校行事への参加、課外活動や授業の参観、伝統料理を楽しみながらの食事会、などがあげられます。多くのケースは、これらをいくつか組み合わせて、約3時間から半日のプログラムで行われています。 教育熱心なお国柄として知られ、幼い頃から生徒の個性に合わせた能力開発に重点を置き、優れた教育システムを設けているシンガポール。学校の授業だけでなく、スポーツや絵画、音楽を専門家から学ぶ課外活動や、消防署や病院でレスキュー作業や介護福祉を学び、それらを生かしながらのボランティア活動も熱心に行われています。 そのためシンガポールの学校交流では、現地の生徒たちが真摯に勉学に取りくむ姿や、個性豊かに芸術やスポーツに励む様子を垣間見ることができ、それらは日本の生徒たちにとっても大きな刺激となるでしょう。 |
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さて、こうした交流プログラムの延長として、教育旅行生の班別またはクラス別の自主研修に、現地の生徒が同行し、アジア文明博物館やヘリテージセンターなどの文化施設を一緒に訪問するケースも行われています。 たとえば、多民族国家のシンガポールには、この国に根付いた中国系、マレー系、インド系の人々の文化や歴史を学ぶことができる文化施設が数多く点在します。2005年にオープンしたマレー・ヘリテージ・センターでは、マレー民族がシンガポール国家建設に果たしてきた歴史を学び、民族衣装体験や伝統工芸・舞踊を鑑賞するプログラムなどが組まれています。また、チャイナタウン・ヘリテージ・センターでは、シンガポールに根付いた中国移民の歴史や文化を学び、実際に暮らしていた家屋や伝統行事を見学できます。 さらに、これらの文化施設の周りには、それぞれの民族が実際に生活するチャイナタウン、アラブ・ストリート、リトル・インディアが存在し、活気あふれる商店や市場の様子も合わせて見学できます。こうしたスポットを両国の生徒が一緒に見学する交流プログラムでは、現地の生徒たちが、伝統的な花器に描かれた模様の意味を説明したり、市場に並ぶ珍しいスパイスや果物を手に取り、教育旅行生に熱心に紹介したりする姿も見られました。 学校交流は、生徒たちのコミュニケーション能力を高めるとともに、世界の共通言語である英語を学習する重要性を実感する機会ともなります。同世代ならではの親近感から、互いの文化や習慣をより深く理解しようという意欲も高まります。 思い出深く鮮烈な印象を残す学校交流は、さまざまな学習効果をもたらしてくれることでしょう。 |
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シンガポール政府観光局公式Webウェブサイトでは、現地の様々な最新情報が入手できます。ぜひご覧ください。 | ||
http://www.yoursingapore.com/content/traveller/ja/experience.html (日本語サイト) http://www.singaporeedu.gov.sg/jp/htm/index.htm (シンガポール・エデュケーション) |
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