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「ベトナムへの修学旅行のお誘い」

掲載日:2008/08/19

(在ベトナム日本国大使館)

 

在ベトナム日本国大使館の 坂場 三男 大使からのご案内をご紹介いたします。
 
ホーチミン青年団のトゥオン第一書記と坂場大使の写真
【ホーチミン青年団のトゥオン第一書記(右)より、 日本からの修学旅行生の誘致を依頼される坂場大使(左)】
 
【1.始めに】
皆様、初めまして。駐ベトナム日本国大使の坂場と申します。
私がベトナムに大使として赴任したのは、今年2月の終わりでありましたが、またたく間に半年が過ぎてしまいました。

ベトナムは一年の半分以上が「夏」ですが、食べ物が美味しい(フォーや春巻きなど)、治安が良い、物価も日本に比べて格段に安いなどの理由により、とても快適です。
 
 
 
【2.ベトナムの魅力】
この国の魅力は実際に訪れてみて、初めてわかるものばかりです。
私も、大使館がある首都ハノイはもちろん、自然遺産のハロン湾、古都フエ、日本との縁が深い町ホイアン、そして最大の都市ホーチミンなど、多くの場所を訪れました。
ハロン湾とフエの王宮群、ホイアンの町並みはUNESCOの世界遺産に指定されており、ベトナムはまさに歴史・文化・自然の宝庫であります。

また、美しいアオザイやかわいらしいベトナム雑貨も、忘れてはいけませんが、この国の一番の魅力はそこに生きる人々の姿そのものにあると言えるでしょう。

75年にベトナム戦争を終結させ、86年には刷新(ドイモイ)路線のもと、経済改革を推進。95年にはASEAN、07年にはWTO(世界貿易機関)に加盟し、また国連の非常任理事国に初めて選出されました。 ベトナムの人々は、激動する時代の中で多くの困難に出会い、それらを乗り越え、たくましく今を生きています。
 
 
【3.我が国の若者へ】
私は、日本の中学生や高校生などの若い人達に、このようなベトナムという国を訪れ、自分達の目で見てもらいたいと思います。それには以下の3つの理由があります。
 
(1)一つ目は前述の通り、治安がいいこと。
私は散歩が好きで、よくハノイの街を散策しますが、ベトナムの女性が夜遅くに一人で外出している姿を日常的に見かけます。世界中の首都の中で、このような街がどれくらいあるでしょうか?
またベトナムの人々は、我々日本人に対して非常に友好的で、街中で困っている時には親切に助けてくれます。
 
(2)二つ目は社会学習のための要素がたくさんあるということ。
この国を訪れる若者は、「ベトナム戦争」の悲惨さを学び、急激な「経済成長」がもたらす活気を体験するでしょう。他にも「東遊(ドンズー)運動」、「植民地支配」、「社会主義」、「枯れ葉剤」、「刷新」、「メコン」など、この国を語るキーワードは数知れません。
 
(3)三つ目は、ベトナムには「若さ」があるということ。
今の日本の社会の一部には、生きることへの虚無感や脱力感が蔓延しています。それは我が国の行きすぎた「成熟」が生み出したものではないでしょうか。
対照的に、ベトナムには圧倒的なパワーと躍動感、つまり「若さ」があります。
このベトナムの持つ「若さ」を実感することにより、我が国の若者も自らの持つ「若さ」の無限の可能性に気付くのではないでしょうか。
 
 
【4.最後に】
2007年に、ベトナムから日本への留学生の数は中国、韓国、台湾に次ぎ4番目になりました。
また、21世紀東アジア青少年大交流計画(JENESYS)等の国家的プロジェクトによりベトナムの若者が日本を訪問する機会は増えてきております。
 
しかし、逆のケースはまだまだ限られています。
このことは、ベトナムの高官・要人との面会の際に言われるのですが、「ベトナムには、日本の中学生や高校生との交流を望む学校が多くあり、日本の修学旅行生の訪問をいつでも歓迎する」と。
 
私としても、日越両国の青少年交流の促進、そして日本の将来を担う若者の成長のため、一人でも多くの我が国の中学生・高校生がベトナムに来てくれることを願っております。
 
 
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(担当:在ベトナム日本国大使館 広報文化班 庄司)
在ベトナム日本国大使館


 


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